ウォークマン
自分が初めてウォークマンを買ったのは、高校生でした。秋葉原の小さな屋台みたいなお店で、値段交渉に2時間もかけて、粘りに粘ってやっと買った2代目ウォークマン。知る人ぞ知るウォークマンDDの2世代前に発売された名機です。
これを使う前は英語の勉強をするからと親をだまして??……買ってもらったポータブルカセットレコーダー。大きさはというと初代ウォークマンとそれほど変わらないのですが、バッテリーユニットを入れるとかなり大きいものでした。ポータブルと名が付いていても今の3.5インチの外付けハードディスクぐらいの大きさでして、持ち運ぶには、バッグが必要なくらいの大きさと重さがありました。
そのためにいつも大きなバッグが必要で、それでも好きな音楽を聴く為なら、苦にならない。それくらいしても、音楽をいつもまとっていたかったものでした。
だからウォークマンが発売されたときは、待ちに待ったという感じで……。コンパクトになった2代目ウォークマンこそ、自分にとっては垂涎の品でした。
以来、ずっとポータブルプレーヤーを愛用し続けてきました。
今使っているのは、音質と利便性から選んだアイリバー社製の乾電池駆動のmp3プレーヤーです。
使い始めて、もう10年くらいでしょうか。充電式でない事がよかったのでしょう、充電することもなく、電池のヘタリが無いので元気だったのですが選曲が出来なくなってしまいました。唯一の駆動部分なのでこれも致し方ないかと思いました。
新しいmp3プレーヤーを選びに量販店などにいってみたら、隔世の感がありました。
4ギガや8ギガのメモリーは当たり前でしかも安い。でも使うには問題が……。
バッテリーがへたってしまった後は、バッテリー交換をメーカーに依頼して、なんと、安い機種だと費用は新品よりも高くつく。……とのことでした。
これじゃ、実質使い捨てと同じではないでしょうか。うーん、やっぱり年のせいでしょうか、使い捨てというのには抵抗がある。
携帯でもそうですが、バッテリーの寿命が買い換えの合図ということなんですね。
良いものを選んで、長く使うというのは、パソコンや携帯、mp3プレーヤーの世界ではあり得ないことなのでしょうか。
昔のカセットテープを駆動するタイプのものであれば、まずモーターやローラーがへたってきて、自分のようなヘビーな使い方をすれば持って3年から4年早ければ2年で、部品交換ということになりました。
それくらい使うとあきらめが【それでも2年ではあきらめがつかない】つくのですが、今のmp3プレーヤーは壊れる箇所がない。何しろジョギングしながら聴いていても音もとぎれないし、うねりもない。ただの回路でしかないので、水に落とすなどのことがなければ、ハードウェアがへこたれることはないわけです。だからこそ、今の自分のプレーヤーは10年ぐらいは使い続けられたわけです。
それになれているので、バッテリーの持ちが悪くなったら、買い換えると言うことにはどうしても抵抗感を持ってしまいました。
さりとて、音楽のない生活は精神的に辛いし……音楽がないと寂しい……どこで折り合いをつけるのか。大きな問題です。
もう2週間、携帯プレーヤーで音楽を聴かない日々が続いています。何となく日々老け込んでいくようで恐いです。





